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zoom RSS それでも、バイヤーか?・・・その10

<<   作成日時 : 2015/05/17 13:20   >>

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毎日のように、得体の知れない事象に出くわす・・・

コンプラ担当ながら、バイヤーのスキルに疑問を持つ事が多い。

今日もまた、繰り広げられるおバカな話・・・

これ、笑えない。(少し長いので、覚悟されたい)


今日は、納期にまつわるおバカなおはなし・・・(下請法の内容である)


部下から、以下のような相談があった。


下請けに設置を委託するのだが、何かあった時のための予備日をとってある。


この時、納期をいつにすれば良いのか?・・・というものである。


で、笑えないのが、バイヤーグループの数人がこれを喧々囂々やったのだが、結論が出なかったということ。


正直、これには落胆しかなかった。


設置は、下請法上、「役務提供委託」になる。


納期は、期日、ないしは期間の終了日になるのではあるが、
期間の指定をするのは繰り返し性のある事項が対象であって、設置のようなものは繰り返し性はない、
いわゆる「都度役務」というものであるので、期日を指定する。


この場合の、期日にはどのような意味があるのかを考えないといけない。


「設置を完了させること」がこの期日の意味である。


輸送も同様で、荷物をこの日に届けてくれと頼む(委託する)。


ところで、期日、期限、期間の意味はご存知だろうか?


ググれば山のように出てくるので解説はそちらに委ねるが、下請法では、3条書面の記載事項として以下のように納期に関する事項を定義している。


下請け事業者の給付を受領する期日(役務提供委託の場合は、役務が提供される期日または期間)


期日と期間しかない・・・期限にすると問題があるからに他ならない。


で、この期日を指定した場合の考え方についてを考えてみる。


先にも述べたように「設置」で考えてみると、期日とは設置を完了させることの期日(約定日)なのである。


では、その委託された設置は、いつ始めれば良いのか?


それは、設置のボリュームやら仕様により異なる。 つまり、委託内容として示した事項の作業ボリュームを下請け事業者が推し量り、いつスタートすれば良いかを決めなければならない。


ただし、顧客都合もあろうから、のんべんだらりと設置するわけにはいかないのが世の常であって、その場合には、「ここからなら作業できるよ」という始期の許容値を親事業者が示しておく必要はある。


なので、一見すると設置には期間があるように考えてしまうかもしれないが、それはあくまでも想定作業期間であって、完了させるのは期日でしかないので、期日で持って契約するわけだ。


では、予備日とは何か?


予備日とはあくまでも、何かあった時のバッファーな訳で、これは納期とは関係がない。


顧客との取り決めで予備日を設けたにせよ、そのことを下請け事業者が知る必要はないし、期日として何がしかの配慮をする必要などないのである。


なぜか?


件のバイヤーたちが悩んだのが「何かあった時どうするんだ」ということ。


何かあった時・・・これをまた、きちんと考えなければならない。


ここで、民法の知識が必要になる。


何かあったら・・・の「何か」というのは「債務の履行を妨げる要因」である。


では、その要因は「受託者の責めによるのか」を確認しなければならない。


で、受託者の責めによるものであるならば、債務の不完全履行(不履行)は債務者(受託者)の責任において履行完遂することを債権者(委託者)は求めなければならない。


要は、下請けの責任で遅れた(もしくは始められない)のなら、下請けが責任を持って完遂させろと言うだけの話である。


実際のところ、債務の不完全履行(不履行)は受領(役務に受領の概念はないが便宜上受領とする)の必要はない・・・っていうか提供がない(債務が履行されていない)以上は受領のしようがない。


その時考えなければならないのは予備日を消化してもできないとなった時、客になんと話をつけるかは親事業者の裁量であるということ。


一方、もし、受託者の責めによらないものであるなら、債務の不完全履行(不履行)については、親事業者がなんとかしなければならない。


よくあるのは、工事進捗の関係で、前段の工事が完成してないとか・・・だろう。


いざ設置しようと思ったら、床が出来上がってないとか、分電盤が遅れてて、コンセントがないとか・・・私の経験では、チャンネルベースの設置にミスがあって、ラックを乗せて固定しようにもできなくて、追加工をする間、現場で足止めを食ったことがある。


こういった場合に気をつけるべきは、受領をどうするか?・・・である。


まずは、給付内容の変更をかける(納期を変える)ことを考える訳だが、問題は、予備日を持ってしても完遂できない場合だろう。


設置の進捗、再作業日程によっては、一旦取り消して実損補填をし、再発注することにするのが現実的である。


この辺りは、その都度判断していくしかない。


と、まあ、結構厄介な判断となるとはいえ、結論が出ないわけではない。



ひとしきり、部下に説明のポイントを伝え、
一段落したところで、いつものように思うわけである。(叫ぶ気力が湧かない)


それでもバイヤーかよ・・・

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